線形代数 初級
ベクトル空間、固有値、行列式の基礎(大学1-2年レベル)
初級の概要
初級では、線形代数の核となる3つの概念を学ぶ:ベクトル空間、固有値・固有ベクトル、行列式。これらは現代数学のあらゆる分野で使われる基礎的な道具である。
学習目標
- 抽象的なベクトル空間の定義を理解する
- 線形独立と基底の概念を把握する
- 固有値・固有ベクトルの定義と計算方法を学ぶ
- 行列式の基本的な計算法(余因子展開、クラメルの公式)を習得する
目次
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第1章
ベクトル空間の基礎
公理的定義、$\mathbb{R}^n$ を超えて、多項式・関数もベクトル
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第2章
線形独立と基底
線形結合、線形独立、基底、次元
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第3章
行列式入門:クラメルの公式
連立方程式から行列式を導く、歴史的アプローチ
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第4章
行列式:余因子展開
余因子、小行列式、Laplace展開、逆行列
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第5章
行列式の視覚的理解
せん断変換、平行四辺形、面積・体積の変化
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第6章
固有値と固有ベクトル
定義、幾何学的意味、特性多項式、固有空間
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第7章
固有値の性質と応用
トレースと行列式、三角行列、線形独立性、応用例
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第8章
線形方程式系の解の構造
同次系・非同次系、解空間の構造定理、rank-nullity定理
前提知識
- 高校数学のベクトル(矢印ベクトル、成分表示)
- 行列の基本計算(和、積、逆行列)
- 集合と写像の基本概念