数値解析 初級

基本的な数値アルゴリズム(大学1-2年レベル)

初級の概要

初級では、大学初年度で学ぶ数値解析の基礎を扱う。コンピュータが数を表現する仕組み(浮動小数点数)を理解し、方程式の求解、補間、数値積分の標準的なアルゴリズムを学ぶ。

学習目標

  • IEEE 754 浮動小数点数の仕組みを理解する
  • ニュートン法・割線法で方程式を解ける
  • ラグランジュ補間・ニュートン補間を使える
  • 台形則・シンプソン則で数値積分を計算できる
  • アルゴリズムの収束次数を理解する

目次

誤差と数の表現

計算の落とし穴

非線形方程式の求根法

補間と近似

数値微分

数値積分

連立一次方程式

ノルム

常微分方程式の数値解法

  • オイラー法 — 前進・後退・改良オイラー法、安定性解析

その他

ニュートン法の可視化

ニュートン法は、接線を使って解に高速に近づく方法である。

ニュートン法の可視化
$f(x) = x^3 - 2x - 5$ に対するニュートン法。$x_0 = 3.5$ から接線を引き、x 軸との交点 $x_1, x_2, \ldots$ が根 $x^*$ に急速に収束する。

スプライン補間の可視化

スプライン補間の可視化
6個のデータ点(赤丸)に対する3次スプライン補間(青実線)と線形補間(灰色破線)の比較。スプライン補間は各区間で3次多項式を接続し、滑らかな曲線を生成する。

前提知識