会社案内
音と画像のディジタル信号処理を
得意とする技術系の会社です。
Touching Technology
年月日 | 内容 |
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2020/12/02 | 数学ノートに「混合正規分布モデル(GMM)とEMアルゴリズム」を追加。 |
2020/10/21 | 数学ノートに「実対称行列の異なる固有値に対応する固有ベクトルは直交する」を追加 (初歩)。 |
2020/02/22 | 信号処理ノートに「ディジタル・フィルタで多項式の根を見つける」を追加 (入門)。 |
2019/11/23 | 数学ノートに「実対称行列の固有値はすべて実数である」を追加 (初歩)。 |
2019/10/21 | 信号処理ノートに「パーティクル・フィルタをやさしく解説」を追加 (入門)。 |
2019/10/08 | 数学ノートに「畳み込みに最適な FFT 点数」を掲載致しました。 概要 : FFT を使ってストリーム入力信号に指定長のインパルス応答を畳み込んでゆく場合に、サンプル当たりの演算量が最小になる FFT 点数 (サイズ) を推定する式を導きました。 2017年11月11日に八戸工業大学で開催された音楽音響研究会(日本音響学会の分科会のひとつ)で発表したものです。 |
2019/10/01 | 数学ノートに「多項式回帰 - データに多項式を当てはめる」を追加 (初歩)。 |
2019/08/02 | 信号処理ノートに「反転M系列によるインパルス応答測定」を掲載致しました。 概要 : Hadamard 変換を用いることなく FIR または FFT だけで M 系列信号の応答からインパルス応答を求める方法の証明と数値実験。 2018年8月25日に音楽音響研究会で発表したものです。 |
2019/07/29 | 数学ノートに「相加相乗平均の不等式」を追加 (初歩)。 |
2019/07/21 | 信号処理ノートに「ブロック図の描き方」を追加 (初歩)。 |
2019/05/25 | 数学ノートに「ディリクレ核」を追加 (入門)。 |
2019/02/16 | 数学ノートに「代数方程式の根の存在範囲」を追加 (入門)。 |
X線CT (Computed Tomography) は、被写体を切らずに、様々な方向から得た多数枚のX線の「影絵」から内部を可視化する技術です。
下図はフラット・パネル型検出器を用いるコーンビームCT計算法のひとつである Feldkamp法を用いて、上図の兎の置物を透視・再構成したものです。
対象空間内の全点の濃度(X線吸収率)を計算しますので、後から自由に切断したり特定濃度を強調することも可能です。
弊社ではGPU版Feldkamp法を出発点とし、大仰角でも誤差が生じにくい再構成法、撮像枚数が少ない場合にX線が透過しにくい部位で顕著に発生するメタル・アーチファクト、検出器画素の欠陥によるリング・アーチファクト、再構成範囲を広く取れるオフセット・スキャン時に生じるアーチファクトを除去する技術等の研究開発を行っています。
下図は、3 つの星団が衝突し、そこに属する100万個の星々が離合集散する「N体問題」と呼ばれる計算を GPU で行ったものです (ただし重力の伝播時間は無視しています)。
N 体問題の計算量は \(N^2\) のオーダーであり、 本例は 100万個の星をシミュレートしていますので、 動画 1 フレームあたり、ほぼ 100万×100万=1兆回の重力計算 (平方根と除算を含む 3 次元の加速度ベクトル計算) を行っています。
レンダリングを除く 1 フレームの生成に要した時間は、NVIDIA GeForce GTX 1080 で 18 秒程度でした。 つまり 1 秒間に 555 億回の重力計算をしていることになります。
GPU は「N体問題」や「X線CTの再構成問題」のように、並列性の高い問題を高速に解くのに適しています。
下図は、音源(中央左下の赤い球)から放出された短いパルスが、空気中を伝播して、重くて固い板にぶつかった時の様子を、波動方程式を離散化した3次元の差分法で予測した例です。
ここでは音源の少し上で空間をスライスして、水平面上の音圧と粒子速度(微小体積の動き)を、スローモーションで可視化しています。
正の音圧は赤、負の音圧は青で表し、黄色い矢印は粒子速度の方向を表しています (広いダイナミック・レンジを可視化するため、音圧と粒子速度の大きさは対数変換しています)。
音波が板に当たって反射したり、後ろに回り込んだり (