オクターブ (おくたーぶ)

2:1 の周波数比を 1 オクターブ (octave) という。oct と略記することもある。

周波数が 2 倍になるごとに 1 オクターブ高くなり、周波数の比が 4:1 の場合は 2 オクターブ、比が 8:1 の場合は 3 オクターブとなる。 逆に、周波数が半分なら -1 オクターブ、4分の1 なら -2 オクターブである。

数学的には、低い方の周波数を \(f_1\) Hz、高い方の周波数を \(f_2\) Hz とした場合、\(f_2\) は \(f_1\) よりも \(\log_2\left(\frac{f_2}{f_1}\right)\) オクターブ高い。

【参考】 元々は音楽分野で「ド,レ,ミ,ファ,ソ,ラ,シ,ド」の 8 つの音だけ離れた音程ということで "8" を意味する語 "oct" から周波数比 2:1 を 1 octave と言うようになったものだが、現在では「1/3 オクターブ・バンド分析」のように音響関係でも用いられている。
【参考】 1 オクターブの 1/1200 を 1 セント (cent) という。
【参考】 ピアノの弦にはインハーモニシティという性質があるため、ピアノの 1 オクターブは厳密な 1 オクターブよりも広めに調律される (2 つのキーの基音周波数を正確に周波数比 2:1 にしたのでは唸りや濁りが気になってしまう)。

オクルージョン (おくるーじょん)

対象物が何かの陰になって見えなくなった状態、または見えなくなること。

【参考】 オクルージョンが発生すると、対象物の認識や追跡が難しくなる。

オシレータ (おしれーた)

振動的な波形を出力する回路またはプログラムのこと。

オドメトリ (おどめとり)

微小移動量を積算して現在位置を推定する手法。

オプティカル・フロー (おぷてぃかる・ふろー)

物体各部の見かけ上の移動方向をベクトル表示したもの。

折り返し (おりかえし)

サンプリング周期が疎らすぎる場合に、元々存在しない成分が発生してしまう現象。

エイリアシング を見よ。

折り返し雑音 (おりかえしざつおん)

エイリアシング・ノイズ を見よ。

音楽音響研究会 (おんがくおんきょうけんきゅうかい)

日本音響学会の研究委員会のひとつで、音楽に関連した音に関する研究会。

物理、建築、楽器、オーディオなど、広い分野に跨った発表が行われており、音、音楽、楽器などに興味のある方なら誰でも参加できる。

"Musical Acoustics" から「MA研」とも呼ばれる。

【外部リンク】 → 音楽音響研究会について