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同時確率 (どうじかくりつ)
複数の事柄が共に生じる確率のこと。結合確率ともいう。
2 つの事柄 \(A\) と \(B\) が共に生じる同時確率は \(P(A,B)\)、3 つの事柄 \(A\) と \(B\) と \(C\) が共に生じる同時確率は \(P(A,B,C)\) のように書く。
検索 入力 | Google ヒット件数 | Google Scholar ヒット件数 |
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"同時確率" | 120,000 | 2,470 |
"結合確率" | 25,400 | 2,100 |
"simultaneous probability" | 6,950 | 1,530 |
"joint probability" | 1,030,000 | 391,000 |
英語では "joint probability" の使用が圧倒的多数を占めている。
等リプル (とうりぷる)
関数の定義域内の注目する領域で関数値が振動的であり、その領域内の極大値がすべて一定、かつ、極小値もすべて一定であること。 「等リップル」と書く場合もある。
フィルタ設計などの近似問題で、等リプル近似は最大誤差最小となる望ましい性質を持つ。
独立同分布 (どくりつどうぶんぷ)
サンプル列が同じ分布を持ち、かつ、個々のサンプルが独立であることを「独立同分布」または「独立同一分布」という。
確率変数 \(X_0, X_1, X_2, \cdots X_{N-1}\) が独立同分布であれば、それらの同時確率密度関数は周辺確率密度関数の積になる。 \begin{eqnarray} f(x_0, x_1, x_2, \cdots x_{N-1}) &=& f(x_0)\cdot f(x_1)\cdot f(x_2) \cdots f(x_{N-1}) \end{eqnarray}
トレース (とれーす)
$N\times N$ 行列 $\boldsymbol{A}$ の対角要素の総和をのトレース (trace) といい、${\rm tr}(\boldsymbol{A})$ と書き表す。 \begin{eqnarray} {\rm tr}(\boldsymbol{A}) &=& \sum_{n=0}^{N-1} a_{n n} \end{eqnarray}
行列 $\boldsymbol{A}$ の固有値の総和はトレースに等しい。つまり固有値を $\lambda_0,\lambda_1,\lambda_2,\cdots \lambda_{N-1}$ とすると \begin{eqnarray} {\rm tr}(\boldsymbol{A}) &=& \sum_{n=0}^{N-1} \lambda_n \end{eqnarray} が成り立つ。